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生きているだけで、しあわせ。

しあわせの数と不幸の数は、おなじだそうです。
ちょっとイヤなことが続くと、「死にたい」というそれは、明らかに間違っている。
命は、いつどうやって消えてしまうかわからないもの。
普通に生活していても、病気や怪我、災害、事故、事件、その他いろいろなことがきっかけで、あっけなく命の炎は消えてしまいます。
それなのに、イヤなことが続くからといって自分から命を絶つのは贅沢というしかありません。
命は、自分だけのものだと思っていませんか?
あなたは、あなただけだと思っていませんか?
あなたは、自分が世界をつくっているということをわかっていますか?
あなたの存在があるからこそ、この世界は成り立っています。
あなたがいてくれるから存在できるものが、この世界にはあるのです。
あなたの命が、この世界をささえている一部になっています。
だから、それを自分から消さないで。
あなたの存在がなくなることで、この世界に存在できなくなるものがあることを、わかってください。
あなたが、必要です。
どんな状況に陥ろうと、どんなに苦しもうと、それに向かって生きているあなたが、この世界には必要です。

望まないのに消されてしまう命のことを、思ってください。
生きたくても生きられない命があることを、思ってください。
生きているだけで、しあわせ。
そのしあわせをどう自分らしくしていくかというコーディネートは、あなたの思いひとつです。
命の期限そのときまで生ききっていくのが、命をもらったすべてのものの義務です。
どうか、あなたの命を、この世界をつくっているすべての命を、大切にしてください。

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